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【浦潮日記】ポエジー編 #7 ーロシア極東連邦大学ロシア語留学記ー

【浦潮日記】

注記;各項目最後の括弧内の日付は、自分がそのことをメモした日である。

<ポエジー編 #7>
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零下20℃ まだ暗いうちから授業開始

 ウラジオの時刻は日本より2時間進んでいる。

しかし経度を調べてみると日本の広島と同じである。だから本来は日本と同じ時刻であっても良いのである。そう思って生活するとすべてが納得できる。

自分のクラスの開始時刻は昼の12時であったのでそう問題はなかったが、朝8時40分から始まるクラスの場合は、冬は大変寒くて、且つ暗いのである。先生たちも大変である。(2013.1.12.)

日本センター

極東連邦大学構内の建物二階に入居している日本センターを訪問した。どんな資料があるのか、また何をしているのか興味があったからである。

主な仕事は日本文化の紹介やロシア極東に進出したい中小企業の支援のようである。ここには図書室もあり、日本語の本も少しあった。しかしどれも古い月刊誌などで最新のものは取り寄せていないという。

滞在中に何回か訪問したが日本語講座の授業中に出くわしたこともあった。この建物には中国の孔子学院も入居している。また一階には大変立派な大学付属の博物館がある。

特に極東の自然を紹介した自然博物館が良い。先生が授業の一環として我々生徒を見学に連れて行ってくれた。(2012.11.25.)

日本センターが入居する大学の建物

洗濯で染料が染み出すジーンズ、Tシャツ

 日本で想像していたより、寒いので中国人市場で冬用のジーンズを買った。

少し厚手で内側にふわふわした加工がしてある。それは良いのだが、何回洗っても染料がしみ出てきて、他のものと一緒に洗えないのである。

デザインが気に入ったので、ロシア軍用グッズ店で買ったTシャツもそうである。同じ中国製でも日本規格だとこんなことはない。ロシア規格の中国製である。安ければ良いのである。

日本に帰ってから染料染み出し防止処理をして使っている。(2013.1.2.)

水道水 がぶがぶ飲める ありがたさ

 ロシアでは水道水は生で飲めないし、お湯は赤錆が出るし、日本の常識的な生活からすると不便なことが多い。多分、日本の水道水のきれいさは世界一だと思う。

昔、仕事の必要性から、会社で使っている工業用水規格値と水道水規格値とを比較したことがあったけど、たいして差がなかった記憶がある。

おそらく、日本の工業用水は、ロシアの水道水よりきれいだと思う。赤錆が出るようでは良い製品は出来ない。(2012.1.2.)

生卵 食べた後で危険と聞く

 好き焼き風の料理を作って、生卵をつけて食べた。日本人学生にこのことを話したら、生卵はサルモレラ菌がいるのから止めたほうが良いと言う。

ロシア語の先生にも確認したところ、やはりロシア人も食べないと言う。卵かけご飯を楽しみにしていたのに残念である。

生水、生卵、生野菜が何の心配もなく食べられる日本のありがたさを再認識。この清潔さ、綺麗さを大事にしなくてはいけない。(2013.1.10.)

本屋

 僕は外国へ行くと必ず本屋に入る。そこでどんな本があるのか眺めることはとても楽しい。

絶対買いたいという本が無くても、案外偶然面白い本を見つけることもあるし、またそこの国民が本に対してどう接しているか、わかるから面白い。文化のバロメータである。

ロシアでは新聞、週刊誌、ガイドブックなどは街頭のキオスクで売っているので本屋はお堅い本だけを扱っている。街を歩いていて本屋を見つけると必ず入ってみたが、案外いつも客は少なかった。日本のように立ち読みも含めて、人が沢山いるという店はひとつもなかった。

どうもロシア人は、本は図書館で借りるものという考え方が一般的なようである。極東連邦大学構内にも小さな本屋があるが、学生が入っているのを見たことがない。

またしっかりした装丁の本はロシア人にとっては結構値段が高い。何もロシア人だけでなく欧米では図書館で本を借りる人が多いようである。図書館で熱心に勉強する学生は沢山見た。(2012.11.13.)

ポエジー編 #8 に続く

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