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【浦潮日記】ポエジー編 #11ーロシア極東連邦大学ロシア語留学記ー

【浦潮日記】

注記;各項目最後の括弧内の日付は、自分がそのことをメモした日である。

<ポエジー編 #11>
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ベンツの後は 新型RAV4

 日本人も良く訪れるス―パ・マーケットの前に、今まではベンツの四輪駆動車が展示してあった。今日、行くとトヨタの新型RAV4が展示してあった。前のモデルとはまったく異なるタイプで少し車体も大きくなっている。トヨタがここウラジオで生産する新型四輪駆動車である。四輪駆動車は雪が降り、道の悪いロシアでは人気である。中古のRAV4も沢山走っているので、金持ちには売れるだろう。(2013.3.11.)

cool Japan

日本祭りがあるというので、ウラジオの経営大学近くのホールに出かけた。日本総領事館が後援している。大変な熱気である。若い女の子や子供たちなどで溢れている。若い人たちが自分らで運営しているのが良い。日本文化や遊び、ゲーム、お化け屋敷、囲碁、将棋などの紹介である。メイドカフェまであった。

舞台壇上では日本演歌、踊り、合気道、クイズ大会などがあった。このクイズ大会で「トヨタの工場はどこにあるでしょうか?」という二択問題が出て、8割ぐらいの若者が中古車輸出元である「富山」と答え、正解の「愛知県」と答えた人はわずか2割ぐらいだったのにはびっくり、がっかりである。

こんなに日本について関心があっても、まだロシアの若者の日本に対する知識はこの程度のものである。青年男女が人気アニメのコスプレなどをして大人気である。僕も一緒に写真を撮った。日本好きのウラジオ子が大集合した感じである。千人以上はゆうにいただろう。会場が狭く感じられた。これは今パリなどで人気のcool Japan祭のウラジオ版である。日本の良い文化が外国に広まることは嬉しいことである。 (2013.2.15.)

折り紙を楽しむ子供たち

 

ロシアでも春到来のシンボルはネコヤナギ 街頭のネコヤナギ売りに春の光

 一斉に街頭でネコヤナギが売られるようになった。リング状に縛ってある。(2013.3.12.)

高かった乗馬代

 僕が生まれる前の話だが、父が家で馬を飼っていた。その父が田舎の草競馬で名騎手でならしたことや、おじさん達がその馬に乗り田舎道を走らせていたという話を聞いていたので、いつか馬に乗ってみたいと思っていた。ウラジオで何か催し物があると必ず馬やポニーが出る。それに子供を乗せて金を稼いでいるのである。僕もこれは良い機会だと思って500ルーブル(1500円)程度だというので乗ってみた。

思ったより高いところに登った感じで、タイで乗った象と同じように面白かった。しかし高かったのは視界だけでなく値段も高かった。10分や15分ぐらい散歩するのかと思ったら、たったの200メートルぐらい、時間にして5分ぐらいで終わりである。手綱を持っているのはバイトの若い女の子である。ぼられた感じである。このことをロシア語の先生に話すと、「外国人だからじゃないの」という。今はみられなくなった外国人料金で良いカモにされたようである。(2013.4.3.)

深夜の突然の地震 震度4 震源は冷蔵庫

 深夜、寝ている時に突然、冷蔵庫のコンプレッサーがすごい音で起動するのでびっくりした。先生の話によると、以前、他の日本人もこの音にはびっくりしたという。クーラーの音もやかましいのが普通らしい。会話のテキストに「クーラーの音が大きいので、もう少し大きな声で話して下さい」という会話文がでてくるくらいである。民生品に対して気配りが足りない、あるいはこれで我慢せざるをえないロシアの現状である。もちろん日本製の冷蔵庫やクーラーはこんな音はしないが値段が高い。(2013.3.17.)

外国に親類がいるだけで就職できない旧ソ連

履歴書の書き方の勉強の時に先生が「昔は外国に親類がいると就職ができなかった」と言う。私が「正直に全部書く必要はないのでは」というと「嘘がわかるとひどいことになる」という。これには少しびっくりした。一昔前の日本の入社試験における思想差別の比ではない。多分、スターリン体制下で、粛清、弾圧、密告、拷問、銃殺などが頻繁に起こり、亡命者も多くいた社会の慣習だったのだろう。こんなことが、いつまでも続けられるはずが無い。ソ連崩壊の理由が一発で理解できた。(2013.3.20.)

生れ育ちの良い人は家族写真を人に見せない、保存しない

 これも授業中に先生から聞いたことでびっくりしたことのひとつである。日本と全く逆の現象である。何故かと言うと、生粋の労働者や貧農出身だと優遇されるけど、貴族、富農(クラークкулак)、ブルジョア階級出身だといろんな意味で社会生活上不利だったというわけである。まったくばかげた観念的な人間観にとらわれた考えである。

ここにもスターリン体制下の恐ろしい内容があらわれている。貴族、ブルジョア、富農などが徹底的に弾圧されたからであろう。今の中国でやられている都市開発のための土地の強制収用よりひどかった。これではロシアの古き伝統なんか残らない。日本滞在中に京都を訪問し、自分が舞妓さんの衣装を着た写真を見せてくれたロシア語の先生は、日本人の日常生活に着物文化が残っていることをうらやましがり、「ロシア人は日常生活で伝統衣装をまったく着なくなった」と少し嘆いておられた。 (2013.3.20.)

意外に値段が高い文具、トイレット・ペーパー

 ロシアでは身近な生活用品や青物新鮮野菜の値段が思ったより高い。日本と同じか、それより高いものもある。ノート、ペン、トイレット・ペーパーなどがそうである。そしてロシア製は質が悪い。良い物はドイツ製や日本製である。中国製は安いがあまり品質は保証できない。スターリン体制下で長く民生品、消費財を軽視する政策がとられたせいであろう。(2013.3.12.)

ポエジー編 #12に続く

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