ウラジオストック駅の風景である。
ウラジオストック駅は大きい駅だからプラットホームは普通にあるが、シベリア鉄道の多くの駅にはプラットホームは無く、乗客は直接線路上に降りて駅舎に向かう。
列車は客車も貨車も、日本のJRに較べて、めちゃくちゃ連結車両数が多い。
ウラジオストック駅にいた時、たまたま貨物列車が通過したので、陸橋の上からいつ終わるのか見ていたがそれが、「いつ終わるのか、まだ終わらないのか。」か、というくらい時間がかかった。
ついでにどんな荷物をつんでいるのか良く観察した。
ここはウラジオストックの中央広場である。
大きくそびえるビルは市庁舎で、右の銅像は革命戦士像である。ここでいろんなイベント、行事が行われる。また気候が良いと、土、日は屋外市場に変身することもある。
たくさんの売り物を持ち込んだ人々の車が、所狭ましと並び、野菜、果物、肉、魚などの食料品はもちろん、本、新聞、雑誌、ケーキなども買える。
ゆっくり見て歩くと、楽しく、ロシア人の日常生活がのぞき見できる。
同じく中央広場である。暖かくなったので、片付ける前の新年行事の設備が残っている。
大晦日から新年にかけての真夜中のカウントダウン時は、気温マイナス20℃近くにもかかわらず、多くの人々でごった返す。この時は、広場周囲にある映画館、レストラン、食堂などもオープンしている。
ただ困るのはトイレである。
ロシアだけでなくヨーロッパ圏はどこでもトイレが少なく、且つ有料で金をとるくせに、あまりきれいでない。
日本人としては「何だ、これは!」となる。
この広場では電話ボックスタイプの仮設トイレが設置されていた。但し、豆電球もついていないので夜は真っ暗闇の下での用足しとなる。
子供たちが楽しく子供用バギー車で遊んでいる。
これはいくらか金を払えば乗れる。背景中央の伝統的建物屋上の看板に 「УНИВЕРМАГ」と書いてあるように、ここはロシアの伝統的百貨店である。
昔は「グム」と言われていた。少し金を持って、ここをぶらぶらするのも楽しい。
その左手の同じく伝統的建物は映画館、ゲームセンター、軽食店などが入っているレジャー施設である。
ウラジオストック散策冬物語#3につづく
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